電池寿命

よくお客様から電池交換しますと
「電池は何年位持ちますか?」と聞かれます。また、
「よく持つ電池(電池寿命)を入れてください!」 とも言われます。
腕時計用の電池は、時計それぞれの機械(ムーブメント)に合う電池の
種類が決まっていて特別、持つ電池というのはないのですね。

「何年持ちますか?」ですが、
まず、セイコー、シチズンといった日本の時計メーカーで見ますと
時計の種類・機械(ムーブメント)の違いでそれぞれ電池寿命が違うのです。
車で例えれば、10リットルのガソリンで200キロ走る車もあれば80キロしか
走らない車があるような違いです。

セイコーとシチズンの機械による電池寿命の表です。
約何年と書かれています。
値段が高い時計だから持つと言うこともないかな(笑)
表を見ますと、時計の多くは、2年から3年持つ機械が多いようです。

それと、同じ時計でも、初めて電池交換する時計と
10年使った時計で電池交換した場合でも「持ち」は違います。
つまり、新しい時計と古い時計です。
これは、お分かりいただけると思いますが、車で例えますと
同じ車でも、新車と10年使用の車では燃費が違うかと思います。
そんな事はない!と思われる方は、おそらく車を大事にメンテナンス
をされてるかと思います。
時計も同じなんです!長く使ってますと歯車などの機械部分の磨耗や
油切れ等により、抵抗が大きくなり、時計を動かすにあたって消費する電流(消費電流)が
大きくなってきます。時計は動かそうとして過大な電流を使ってしまうんです。
すると、その機械の電池寿命より短く終わってしまいます。
そんな時は時計もメンテナンスです。分解掃除をおすすめいたします。

☆ブログより抜粋。